誰も教えてくれない、ギターを一生の趣味にするための単純なコツ

guitar-myroom 弾き語り

とうとう念願のアコギを買った!
さぁこれから毎日練習するぞ!

しかし、そんな思いとは裏腹に、
ギターを手に取る機会はだんだん減っていき…

そして1か月後。
とうとうケースから出されることもなくなった。

そんなギターがこれまで何本あったことか。

こんにちは。考える犬くんです。
さて、人というのは、慣れない訓練は苦痛に感じるもの。


ギターを手に取った当初は「毎日練習するぞ!」なんて意気込んだものの、
いざやってみるとFは押さえられないし、指は痛くなるし
練習は億劫になるばかり。


実は、「毎日1時間練習するぞ!」ってのは
課題にしているってことで、
嫌いになる入口です。

宿題が増えれば増えるほど、どんどん勉強が嫌いになるのと同じですね。


ところで、「やたら楽しそうにギターを弾く人」っていませんか?


「自分もこんなふうに弾けるようになりたいなー」
そう思って、あなたもギターを買ったのかもしれませんね。

実はこうした魅力的なプレーヤーには、
初心者からギターに慣れ親しむまでに
必ずと言っていいほど通る共通した道筋があります。

「ギターとの良い距離感の保ち方」とでも言うのかな。


これってすごく重要なはずなのに、
あまり文章化されていない。


なぜなら、ギターを好きな人っていうのは無意識にそれをやってるから、
誰も敢えてそこに目をつけないんです。


多くの人に必要なのは
「コードの押さえ方」とか、「スケールの運指」とか
そういうことじゃなく、一旦その楽器と仲良くなるってことです。


楽器は取り組むべき課題というよりは、身体の一部として遊ぶものです。

さきほどの「毎日1時間練習するぞ!」っていうのは、
楽器を課題として認識してしまう典型。

ということは逆に、

ギター練習を「宿題」ではなくて「遊び」として、
自らに認知させる行動を意識的にとれば、
あなたは一生楽しくギターを弾き続けられるということです。


ではそのために具体的にどうすればよいの?

当記事は、それを文章化しました。

役に立てば幸いです!

1.ギタースタンドを買おう

Out of sight, Out of mind.

これは、「視界に入れなければ 、関心も薄れていくよ」って意味。
英語のことわざですね。


楽器も見えない場所にしまい込んだらどんどん手に取る機会が減りますよね。

じゃあどうすればよいのか?

簡単です。

一々ケースにしまうのをやめましょう。

そして突然ですが、ギタースタンドを買ってください。
アマゾンで2000円以下とかで売ってます。

amazonで「ギタースタンド」と検索した結果。安いものは1500円以下のものも。
スタンドもピンキリ。でもとりあえずは1000円台の安いもので十分。

そして、部屋にあなたのおきまりの位置ってあるでしょう?

パソコンの前のチェアであったり、
あるいは座椅子であったり、人によって様々でしょうけど、

ようは「くつろぐ時はここ」って場所。

そこから手を伸ばせばつかめる位置にギターを置いてください。

目指すのは
毎日時間を決めてコツコツ練習するぞ!ではなくて、
考える間もなくふとギターを手に取っている。

そんな距離感。

楽器を手に取る心理的ハードルをゼロにする。
慣れないことをするときって身構えるでしょう。

上手いプレイヤーって、「さぁ弾くぞ、せーの!」って言うよりは
皆さり気なくポロポロ弾き始めますよね。

ギターを弾くこと=指先を動かすこと
くらい、ハードルが低い。

ここまで読んで、
「なんだそんなことか」って思われるかも知れないけど、
これを実践してるかどうかって、実は凄い大きな差で。

ここだけの話、ずーっとギター弾き続ける人とそうでない人の違いって、
引っ越してもギターを常に近くに置き続けるかどうかだと思うんですよね。
常にギターに手を伸ばせる環境に身を置くかどうか。

そう考えると、上記のギタースタンドのコスパって凄くないですか?

だってたった2000円弱で、
ギターが一生ものの趣味になるかどうかに大きく影響するんですから。

ぜひ騙されたと思って、今日から実践してみましょう。

あなたの日常の導線に、ギターをぶち込んでください。

2.知っている曲を手あたり次第コードで弾きまくろう。


初心者が弾いて楽しめるっていうのは案外限られていて、
その中のひとつがコード奏法です。


いろいろなコード進行をジャカジャカやるのはそれだけで楽しいし、
進行のパターンを知ればそれだけ引き出しも増える。


そのためには、とりあえず知っている曲を
手当たり次第弾いてみるのが手っ取り早い
と。

ということで、まずはコード譜集を買ってください。


あ、コード理論を延々解説してる理論書じゃないですよ!


自分の知っているヒット曲と、そのコードの押さえ方が載ってる、
分厚いコード譜集のことです。

amazonで「ギターコード譜」と検索した結果。様々なコード譜集が表示されている。
これこれ。まぁとりあえずは1冊買えば十分でしょう。


これはU-FRET楽器.meといったサイトでも代用できますけど、
アナログの本の方がおすすめですね。

なぜなら「パソコン立ち上げて検索」という
心理的ハードルが1つなくなるから。


スマホだと画面が小さくてそれがまたストレスだったりね。

これもamazonで売っているので、先ほどのギタースタンドと
一緒に買っちゃいましょう!

3.指でも弾きまくろう。


これは何かというと、シンプルに
「ピックが無いと弾けない人」になるのはもったいないよって話です。



確かにピックでかき鳴らすのは気持ちけど、
ピック弾きってのはいくつかデメリットがあって、
その一つがどうしても大きい音になってしまうこと。



夜に練習しようとすると「隣から苦情がくるかな?」っていうのが頭をよぎる。
それでひとつ、抵抗が生まれてしまう。


これってもったいないですよね。


その点指弾きって、実は慣れるとすごい小さい音で弾けるんですよ。
夜でも、絶対苦情が来ないくらいの音量で延々と弾いてられる。



あと単純に、指弾きって超カッコいいですよ!


特にアルペジオ(弦を1本ずつ弾く奏法)なんか、
めちゃくちゃバラード映えするし、
指だと少しハネたり、ベース音を際立たせたり、ピックより小技がしやすい。
あと、実は意外とストロークもできます。


筆者はアコギを使ったライブで、終始指のみってことも珍しくありません。


何より急遽「ギターで何か弾いてよ!」ってなったとき、
「あ、ピックが無い…」ってなるの、勿体ないじゃないですか。


その場の環境に合わせてさらっと弾ける人って、格好いいですよ!

4.ある程度の時間、触れよう。


ある程度の時間を費やしましょう。

「なんだ結局練習量か」って言われそうだけど、それって当たり前で、


1日に1時間、決められたメニューしか練習しない人よりも、
1日に5時間、我流でギターいじってる人の方が上達するに決まってますよね。



ていうか後者の人は、多分もうギター触るのが楽しくてやってるだけです
ただのギター沼の住人。


「1週間で弾けるようになる」とか、たまに聞くけど、
できたとしても、それはだいぶ限定的な演奏だと思うんだよなー…


慣れ親しむために、時間はある程度必要ですよ。
やっぱり。

ただ、その練習時間を、
「耐える」じゃなくて、
「楽しいから自発的にやる」にいかにシフトするかがコツ。

早い話が、
「今日から毎日〇時間練習するぞ!」って姿勢は
しんどくなりやすいです。

「なんとなくギターを手に取って、気づいたら〇時間経っていた」

これが理想です。

そしてこれが大切なんですが、飽きたら躊躇せずにやめましょう!


我慢してやり続けるって、嫌いになる入り口なので。


プロのミュージシャンならそんな鍛錬も必要かもしれませんが、我々は素人。

無理せず、楽しめなくなったら、一旦やめましょう。

5.ライブに出てしまおう。


突然ですが、
駆け出しの漫画家が短期間で劇的に技術が向上する方法って、なんでしょう?

それは、連載を持つことです。


それと同じで、手っ取り早くギターが上手くなりたいなら
バンドを組んでしまおう。そして、ライブに出てしまおう。


「下手だから練習して上達したいのに、いきなりライブに出ろって本末転倒じゃん!


そう思うかもしれません。
でも良いんです。

どんな有名ミュージシャンも、初ライブがあったはず。
そして大方の場合、それはボロボロのはずです。


あのミュージシャンだって、初めは素人。我々と一緒です。


2回、3回とステージを重ねて、まだ思い描くステージには程遠い。


でもその数回のステージは、あなたにとって極上の学びになるはず。
それは、ライブに出た者だけにわかる「視点を得る」ということ。


たとえば…

いつも座って練習してたけど、立つと全然コード押さえられない→立って練習が必要思ったよりチューニング狂う!毎回曲間でやる習慣をつけようマイクスタンドの位置によって、嘘みたいに歌いづらい!
→歌う前に必ず調節しよう

・焦りでいつもの1.2倍くらいの速さになってた!
→本番は緊張で早くなりやすいから、気をつけよう…

これらは全て、家で1人で弾いていたのでは到底得られない視点です。

この視点を早いうちに得るか得ないかは、
その後の練習にも間違いなく影響します。

6.やめても失うものは何もない(心構え)


最後に、これは根本的な考え方の話。


改めて考えてみると、そもそも我々はアマチュアです。
音楽でごはん食べてるわけじゃないので、
やめたって別に誰も困らないんですよね。


なので、どこかで心理的なストレスを感じるようなら、
すぐに練習やめちゃいましょう。


好きなだけ休んで、気が向けばまた再開すればいいし。
再開しなくても良いし。

これは決して「嫌なら音楽やめろ!」ってことじゃなくて、

究極的に「やめても何もマイナスにはならないよな」
退路をしっかり認識しておくことで、
心理的ハードルを極限まで下げられるんですね。

軽い気持ちでギターに手が伸びるようになる。


それくらい軽い気持ちでやってると、
気付いたら意外と20年来の趣味になってたりしますよ。

7.おわりに


ということで、いかがでしたでしょうか。


色々挙げてきましたが、結局のところ上達の仕方なんて人によって様々。


「自分に使えそうなものは参考にする」くらいの軽いスタンスで
実践してみてください。


「でも結局のところどうすれば良いの?」って方は、まず

「ギタースタンド買って近くに置いておくこと」


だけでもやってみると良いかもしれないですね。

ギターは一生の趣味になり得ると思いますが、
それが一時的になるか、長期的になるかは、その人のギターとの距離感次第。


みなさんにとってギターが一生の友達になることを祈っています!



それでは!

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