カラオケで髭男や藤井風を歌えない!僕たちが心を平静に保つために知っておくべき4つのこと

Official髭男dism



カラオケで、髭男や藤井風を歌いたい!

でも歌えない。
音の上下が難しいし、そもそも声が高すぎて出ない。
かといって原曲キーから変えるのはちょっとな。
そこはこだわりたい。だってホラ、友だちにも歌えるやつはいるし。
あーあ、俺もあんな風に歌えたらなぁ…!


こんにちは!考える犬くんです。


さて、今日はみんな大好きカラオケの話。
カラオケって良いよね。

でも、ほら、色々悩みはあるよね

誰でも一度は通る道じゃないでしょうか。
そう、歌いたい曲歌えない問題。

Official髭男dismや藤井風以外にも、
King Gnu、Mrs. GREEN APPLE、米津玄師や、RADWIMPSに星野源…

女性なら、
AdoにYOASOBI、ボカロにsuperfly、ドリカムに椎名林檎などなど。


自由自在に歌えたら、どんなに気持ちが良いことか!
そのために僕たちは日々YOUTUBEのボイトレ動画を漁るわけですが、
でもちょっと待って。

目標をもってボイトレするのは素晴らしいけど、
先の見えないボイトレって、出口のない迷路のようなもの。
一度「このやり方で本当に大丈夫?」と迷ったら、
方向性を見失い、急にやる気がなくなってしまう可能性も。

だから、その前に知っておくと良いことっていうのが、実は結構あります。

知っておくだけで気持ちが楽になる「心の持ち方」というのかな。
鍛える分野じゃなくて、知る分野で、あなたの暗闇に光が差すかもよ、と。

今日はそんな話です。
読み終わった後、あなたの視界が少し開けますように。

では参りましょう!



1.そもそも最近の曲難しすぎ


はい。難しすぎです。


激しい音の上下に怒涛の歌詞密度、そしてスリリングなハイトーンの連続。
正直、人間が歌えるか歌えるかのギリギリの勝負が繰り広げられてます。


この、「曲の難化・高音化」の傾向には、多分いくつか理由があって、
その一つは、「騒音の中でも、より聞こえるように」ということ。


街の喧騒の中で曲が流れた時に、低音のボーカルより
高音の突き抜けるようなボーカルの方が、単純に聞き取りやすいんですね。
つまり、注目を集める=売れやすい、と。


あともう一つ挙げると、
リスナーの難しさへの憧れ」があると思います。

そもそも人間には「難しさに憧れる」側面が少なからずあって、
例えばJポップを聴いていたリスナーが、やがて邦ロックを聴き始める
なんてのは、ごくありふれた話。

そんなふうに少しずつ、別ジャンルの音楽に手を出していった結果、
洋楽に関心を持ったり、R&Bに格好良さを見出したり、ジャズの激しさに目覚めたりして、音楽の幅が広がっていく。


で、話は戻るけれど、特に日本の若いリスナーは、
より難しい曲を好む傾向にあると思います。


音が上下し、コード進行も激しく挑戦的、
そしてボーカルが超絶技巧。そういった要素が多いほど、
おそらく憧れも入り混じり、高く評価される傾向があるように感じます。

シンプルで良い曲もたくさんあるのですが、
この目まぐるしい最新ヒットチャートの中では埋もれてしまうんでしょうね。
ともすれば退屈と評価されてしまうのかも。

サブスク環境だと、どうしても数秒で惹きつける派手さが無いと、
すぐ早送りされてしまう、なんて傾向もあります。


あ、もちろん先に挙げたアーティストが、
難しいだけの曲ばかり作っているという意味ではなくて。
持ち前のセンスと高い技術で、リスナーを惹きつけるような
緻密な楽曲を作り続ける彼らは、本当の意味でプロフェッショナルです。

問題は、ヒットチャートにはそういったプロでも
歌唱技術を最大限に駆使しないと歌えない楽曲が溢れている
ということ。

だから、まずあなたに知って欲しいのが、こういった難曲たちを
寧ろ歌えないのが当然ということです。

歌える彼らがおかしい。

少し、音域の話をしましょう。


たとえば、髭男の平均的な地声の最高音は、
hiC(ド)とかhiD(レ)であることが多い。

具体的には、「pretender」の地声最高音がhiC(ド)
「I LOVE…」がhiD(レ)です。

↑きみーのー運命の人ーはぼーくじゃいー!の「な」がhiC。



これがどれくらい高いかというと、
少し前まで男声の高音の登竜門とされていた
レミオロメン「粉雪」のサビ、

「こなあああああ」の部分はhiA(ラ)です。

ヒゲダンはそこから更に全音で2、3音上。
え、2、3音上??

どうかしてるって。

そもそも我々は、こんな高い声を日常生活で出さないんですよ。
居酒屋で店員をhiC(ド)の声で呼べば、店にいる全員が振り返ります。


そんな普段使ったこともない声を、カラオケという緊張感もある場で、
とっさに出せる方が異常です。

だから、歌えないあなたは普通です。
安心してください。

まずはそこをスタート地点にして、
「で、どうするんだ」という話をしましょう。

※余談だが、ダウンタウン浜ちゃんの「結果発表―!」はhiDらしい。
 髭男の「I LOVE…」最高音と同じ。やっぱり浜ちゃんはすげーや。

2.生まれつきの上手い下手は存在する


さて、ここまでの話を聞いてもらうと、
「でも友人で、軽々髭男歌えるやつがいるよ」という声が上がったりします。
うん、それは本当にその通り。いるんです。そういう人が。

特にトレーニングを受けたわけでもないのに、
楽々と綺麗なハイトーンが出せたり、
あるいは全音域にわたって魅力的な声を出し続けつつ、
バチバチ音程を当てられたりする。

そんな人が一定います。ハッキリ言いましょう。異常者です。

生まれ持った才能。まさにGifted、与えられた者。
こんなのおかしい。おかしいよ・・・!

ただこれは、生まれ持ったポテンシャルの差です。
悔しいけれど、それは確かに存在する。

たとえば、ハイトーンが得意な友人は、そもそも喋り声が高く、
よく通る声をしてませんか?

あとは、歌の上手い人は、その父・母も超絶に上手かったりしがち。

ワンオクのTakaにMy First StoryのHiro、宇多田ヒカルに森山直太郎などなど、
親子二代にわたり才能を発揮するサラブレッドアーティストは多くいます。

もちろん時に例外はあれど、声質や声域において、
遺伝や骨格といった先天的な要素は多分に影響するでしょう。

これは疑いようのない事実。


ただし、
自身の音楽経験や環境、研磨といった後天的な要素はそれ以上に重要です。

ここがミソ。

先天的に歌が上手い人はごまんといるけれど、
でもあなたは後天的に歌が上手くなりたいという意志がある。

これは、他のどの要素にも勝る重要な素質です。

悲観も楽観もせず、あなたが持って生まれた楽器でどのように戦うか。

考えていきましょう。

3.苦しんで歌っている声は、他人からも苦しく聞こえる


ちょっと視点を変えてみました。


これ、「そんなこと当然じゃないか」と思いますか?
でもこれ、本当に大事なことなので、よく聞いてください。


ちょっと解説するとですね、つまり、
精神的・肉体的に苦しい状態で声を出す時、
大体聞く人にもその苦しさは伝わっている
よ、ということ。

それが切迫した魅力的な歌唱と伝わることもあるでしょう。
ただ、「のびのびと気持ちよさそうに歌ってるな」と受け取られることは
まず無いです。

だから、自分にとってやや高めの曲を歌う時って、
「がんばらないと!気合入れないと!」って方向に行きがちだけど、
もしかしたら聞いてる人は「苦しそうだなー」判定をしてるかもしれない。


そうすると、
頑張りすぎるってあまり良いことではないのでは?」と。
筆者は思うわけです。


そもそも、音楽を筋トレみたいに使っている状況自体が、
「音楽」なのに、「音を楽しむ」ことができて無いのでは?


筆者はそうして、これまで
「高音を頑張って歌おう」だった意識を、
「この1曲を十分に楽しんで歌おう」という方向へ
シフトした時期がありました。



すると、不思議なことに周りの反応が変わりました。


そうして気づいたのが、次の項目。

4.完璧を目指すのも良いけど、楽しむことを忘れずに


難曲を完璧に歌い上げることを目指すっていうのは素晴らしいことだけど、
それはあくまで音楽の楽しみ方のほんの一面。


それにとらわれすぎると、
自分のことばかりを気にする自己満なカラオケになってしまいます。


…正直、我々がどれだけ格好良くSubtitleCry Babyを歌おうが、
その場にいる皆にはどうでも良かったりするんだよね。


むしろ彼らがカラオケに来て求めてるのは、仲間と騒ぐ楽しさだったり、
気持ちよく声を出すことによるストレス発散だったり。


だから、みんなが知ってるサザンやミスチルを楽しく歌ったりすると、
意外とみんな楽しそうにのってくれたりして。

肩の力も抜けてるせいか、意外と周りの評判も良かったり。

「さっきのあの曲、いつもより上手かったよ」と言われたりする。
簡単じゃないんです。歌って。

練習のつもりで難曲に挑むのも良いけど、
せっかく友達とカラオケに来たんだもの。

一度割り切って、楽しむためだけに曲を歌ってみると、
案外、技術的なことで頭いっぱいだった時には無かった魅力が声に宿るかも。

それこそ、あなただけの魅力的な個性の糸口だったりするかもしれませんよ!

5.終わりに

ということで、今回は歌唱の技術的な部分というより、
その手前の心構えや、姿勢(スタンス)についての話でした。


技術の向上を目指してボイトレに励むのももちろん重要ですが、
考え方一つで気持ちが楽になったりするので、
そういう視点の切り替えも、案外大事ですよ。

特に今、カラオケで思ったように歌えず悩んでいる方にとって、ほんの少しの光明になれたら幸いです。

歌の上手さだけにとらわれず、
その場の音楽を楽しめるようになれたら最高ですね。



…はい、今日はここまで。



お疲れした!



では、筆者はこれからYOUTUBEのボイトレ動画を漁ってくるので
ここらで失礼します!!



ああああ歌上手くなりたーい!(しらスタの動画を見ながら)

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